2016年12月4日日曜日

チャンピオンズカップ 2016 ◎アウォーディー

今年が3回目のチャンピオンズカップ。

今年は外国からの出走はなく日本馬ばかり。
やはり外国の大物が出てきて欲しいところだけれど・・・








今回タガノトネールが調教中のケガで予後不良になり、ホッコータルマエも調教後にケガが見つかり引退することに・・・。
これで先行勢から2頭がいなくなり、激烈な先行争いが想定されていたのに結果的にはハナを争いそうなのは2頭のみとなった。

しかもどちらも絶対に譲らないタイプではないのでスローの展開が見込まれる。
普通に考えれば先行有利の中京ダート1800なので実力的にコパノリッキーに展開が向きそうなものだが、ポイントは以下のJRAの発表。


「第3回中京競馬終了後、コース全面のクッション砂洗浄と路盤点検を実施し、傷みが見られる箇所を補修しました。」


開催が進むにつれて砂の粒が壊れて細かくなり泥状になりやすくなるため水はけが悪くなる。
そこで砂を洗って細かくなった粒を洗い流して除去する。
そうすることでゴーグルに付着する泥の量が減るなど安全上の効果もあがる。
そして洗浄後は水はけが良くなって馬場が乾きやすくサラサラの馬場になる。

つまりパワーが必要な馬場になるということ。


快速型で軽い馬場を好むコパノリッキーにとってはパワーが求められて苦しい戦いになるのではないか?
その証拠に過去このチャンピオンズCでは12着と7着。成績を残せていないのだ。
G1を8勝する実力馬だけに消しはできないが、勝ちきるのは難しそう。


***



日本の競馬のトップの設定が東京芝2400mだとするとみなこれを目指して馬を作る。当然能力の高いダービー馬やJC馬が種牡馬になるので良い子供が産まれる確率も高くなる。

今回のメンバーで父が東京2400を勝利し、母系もダートに実績がある馬というのは2頭のみ。

②アウォーディー(父ジャンポケ、母ヘヴンリーロマンス)・・・アウォーディーを含めきょうだいみなダート重賞勝ち馬
⑤ロワジャルダン(父キンカメ、母アグネスショコラ)・・・全兄に09年JCD3着馬ゴールデンチケット。

この2頭は重い印を打ちたいところ。


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逃げ・先行は苦しくなるかも・・・という前提だと、狙いはその後から末脚を伸ばす馬たちということになる。


◎②アウォーディー

前述のとおり父はダービーとJCを勝利。母も天皇賞秋を勝利。素晴らしい血を受け継いでいるがきょうだいはダート系。そのダートに転向してから6連勝。距離も左回りも問題なし。前に行ける脚があり、さらに速い上がりも使えるというその特性は、チャンピオンズCにピッタリ。非常にリスクが少ない馬と言える。ダート6戦ですべて最速上がりというのは驚異的。ゴール前先頭に立ちたがらないというクセがあるらしく、ハナ差の争いになったときに不安があるが、連対はほぼ間違いないのではないか?陣営も(早くからダートを使っていれば良かった)失敗した。とあっさり認める程の馬。ここを勝って種牡馬になりたい。


○⑧サウンドトゥルー
昨年のこのレースで前崩れの中、後方から突っ込んできて3着。地方の馬場もこなしておりパワーが求められる馬場は得意。今回も上がりのかかる展開になればこの馬の好走率が高くなる。アタマまで突き抜けるというかんじではなく2・3着の可能性が最も高い気がするが・・・・。



▲⑤ロワジャルダン
この馬は昨年は後方から突っ込んできて4着どまりだったが本来は好位で競馬できるタイプ。そして暖かい時期が不得手で寒い時期が得意な馬。今年の東海Sでも3着に好走しており、フェブラリーSでは5着(0.3差)。前走みやこSは最速のあがりで0.1差の3着。相手なりに競馬できる強みがあるので人気を問わず3着ぐらいにポロッと出現してくれそうな気がする。父はダービーを制したキンカメでキングマンボの血を持つ馬が2年続けて勝利しているのも強調材料。前述のとおり全兄ゴールデンチケットは09年のJCD3着馬。


▼⑨ノンコノユメ
昨年ここで3歳ながら2着を確保。今年のフェブラリーステークスでも2着。直線の長い左回りのコースはこの馬のベスト条件であり期待したいところ。昨年のようなテン35秒台のレースにはならないと思われるがムーアの神騎乗で2年連続馬券圏内に持ってくるかも。当然期待できる一頭。ただし帝王賞後に去勢手術しておりその影響かわからないが前走馬体重を大きく減らしたのは非常に気になるところ。狭いところが嫌い(ダメ)な馬ということで上手く外に出せれば好走してきそうだ。


△⑭アポロケンタッキー
4歳の今年成長を遂げた馬。実績としてはみやこステークスを勝っただけだし、倒した相手もJBCに比べてヨワメンではあるが、みやこSは好ステップレースであり好調度から考えると3着くらいなら十分ある。こちらも勝ち負けまでは難しそうだが・・・。


▽⑪コパノリッキー
前述のとおり。6歳でもあるし、武豊や田辺が乗らないというのはこの馬にはどうなのか疑問がある。3番人気はちょっと怪しい。
3年続けて馬券外の可能性も高いと見て、これも押さえまでの評価に留まる。


×⑫ゴールドドリーム
3歳期待のダート馬だが、スケールからいってもラニのほうが上。武蔵野Sを勝っていたらまだもう少し高評価しても良かったが、結果的に勝てていないところは割引材料。押さえの押さえで十分でしょう。


消⑮モーニン
距離が長いし大外枠だし。かしわ記念でも惨敗したように力の要る重い馬場ではダメそうだ。


◎アウォーディーが馬券外になることはまずなさそう。これが軸。
そこに○▲▼が勝ち負けに絡む。
△▽×はおさえまで。


1 件のコメント:

  1. あー、久しぶりにあたった(笑)

    アスカノロマンを押さえる予定だったけど、来るわけないと思って買わなかった。
    そこのところが悔しい!

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