2016年12月11日日曜日

阪神ジュベナイルフィリーズ 2016 ◎リスグラシュー

関係ないけど、さっきこれ食べたら思ったほど不味くなかった!
最初は全く食べられなかったらどうしようかと思ったけど、意外にイケルと思いましたよ。








さてさて阪神JF。

ダービーを頂点とする現在の日本競馬の主流種牡馬はディープ・キンカメ・ステイ・ハーツ。
牝馬でも桜花賞やオークスに直結する阪神JFではこれら主流種牡馬の産駒から買うのが的中への近道。

しかし今年はディープ・キンカメ・ステイの産駒が不在。
それなら100%ハーツ重視=唯一出走のリスグラシュー重視。
そしてそこへ新種牡馬のディープブリランテやこのレースに相性の良いクロフネがどうからんでくるかという図式が通常の狙い方になる。

怪物フランケル産駒のソウルスターリングに注目が集まる一戦だが、このソウルスターリングは母父のモンズンが微妙。
凱旋門賞に出走するならこの血統は良いかもしれないが、日本の馬場ではいかにも重過ぎる気がする。

血統ビームの亀谷氏も同じように指摘しており、日本競馬としては着順として「リスグラシュー>ソウルスターリング」は固定して買いたいところ。私も完全に同じように考えていた(笑)。

さてもうひとつ。阪神JFはノーザンファームを買うレース。

このノーザンファームがファンタジーSの勝馬でやはり怪物フランケルの産駒であるミスエルテをここではなく朝日杯FSに挑戦させるのは明確な使い分けのメッセージ。もちろん2歳G1の両取りを目指すということ。

今回の出走馬でノーザンファーム生産は(1)(8)(11)(18)。
この4頭はいずれにせよ勝ち負けに絡むと考えて馬券を組み立てたい。


***


◎(18)リスグラシュー
圧巻は未勝利戦。これは阪神芝1800の2歳レコードであり、同日の古馬1000万条件の2着や、翌日の古馬1600万条件西宮Sの勝ちタイムを0.1秒上回る。しかも後者は36.2-34.4のレースだったが、リスグラシューの未勝利は34.8-34.4という厳しい流れのレース。勝ったブラックムーンは次走富士Sで0.4秒差6着の馬。さらに次のキャピタルSではフルーキーやダノンリバティを破って勝利している。若い牝馬が走る阪神JFや桜花賞では揉まれない外枠のほうが内枠よりも競馬がしやすく、能力差があれば突き抜ける。阪神FSでは実質1強ではないだろうか?



○(1)ディーパワンサ
◎リスグラシューと同じキャロットファームが馬主でノーザンファームが生産。ここは完全にワンツー狙い。前走デイリー杯2歳Sに休み明けで挑み、前有利なレースの中、差し競馬で最速33.6であがり勝ち馬(ジューヌエコール)と0.1秒差4着。余裕残しの10キロ増で挑んだ結果だけにここを叩いた今回が非常に面白い。母の半妹にはシンハライトがいて血統的にも裏づけがしっかりしている。CWできっちりと仕上げられており順当に状態が上がってくるはずで好仕上がり。



▲(11)ジューヌエコール
兄弟も母もダートの馬で、父は2刀流のクロフネ。ダートを走らせたらもっと強そうだが・・・。血統や戦績が示すとおりパワーが求められる馬場では強さを発揮しそう。その意味では阪神の力がいる馬場は良い(昨日までは稍重だったくらいなので)。またそのように考えると良馬場でスローからの切れ勝負になった京都の前走デイリー杯2歳Sでもよく勝利した。この馬の父であるクロフネも母父であるアグネスタキオンもこのレースと非常に相性が良く、出走頭数の割りにきちんと結果を残している馬が多い。倒してきた相手や力関係は微妙だがダテに3連勝は出来ない。この馬もノーザンF。でもやっぱり将来はダートが良い気がする。



▼(17)ヴゼットジョリー
中間に熱発があり、その影響かどうかわからないが休み明けにも関わらず馬体を減らして出て来そうな感じ。そういう意味では完璧な状態とまではいえず割引した。新潟2歳Sは前が有利なスローからの瞬発力勝負だったにも関わらず中団から33.2秒台の末脚を繰り出しての勝利。良い末脚を持っているのは確実であり状態が戻ってきていれば十分に馬券圏内。



△(8)サトノアリシア
4頭目のノーザンF(笑)。やはりこちらも相性の良いクロフネを持つ馬。父ハービンジャーでもありやや力のいる今の馬場状態は洋芝で結果を残してきたこの馬に向いていると思われる。(しかも北海道での1800の3戦はすべてソウルスターリングの札幌のタイムよりもいい)。前走は引っかかりまくって頭を上げてポジションをさげてしまって1秒差の5着。あれは本来の競馬ではない。このレースでは先行する馬が適度に引っ張ってくれてある程度流れそうなので折り合いもつけやすいはず。もともと1800で折り合えていた馬なので今回なら問題なし。潜在能力は高い。



▽(4)レーヌミノル
1200mで連勝し1400mで2着のあとここへ距離を伸ばしてきた。前走折り合いの難しさを見せながらも牡馬相手に僅差の2着と能力の高いところは証明している。折り合いさえ上手くつけられればこのメンバーでも能力は上位。Dメジャー産駒でありこれまでのレースぶりからも正直距離的にはマイルが限界ギリギリという気がするので内枠で(5)や(3)が前に行ったときについて行かずに馬混みに入れられれば、最後は伸びてくれるかも・・・先行勢について行ってしまうと厳しい展開になるかも。昨年のメジャーエンブレムに続くDメジャー産駒の連続好走はこの阪神JFでは難しい。能力の高さを評価して押さえまで。



×(9)ジャストザマリン
1戦1勝馬。ディープブリランテ産駒。11年ジョワドヴィーヴルのように勝てるとは思わないが、12年レッドセシリアのように3着に入ることはできるのではないか?12頭立ての大外を回り勝ちきったのは悪くない。特筆すべきはこの新馬戦の2着~4着馬ははすべてそのあと勝ち上がっており、タイムやペースを別にしてレベルの低いレースではなかったと思われるということ。10番人気なら押さえましょう。



#(2)ソウルスターリング
前述のとおり母父のモンズンが微妙。新馬テン3F39.1(5F64.5)の超スローの1800m。これを3角6番手、4角4番手からあがり3F34.2のクビ差で勝ってもまあ、それほど凄くない。このときの相手もまだようやく500万で連対した程度。2戦目アイビーSテン3F36.9(5F62.0)の平均的レースを3番手62.4で通過し、3角4番手、4角3番手からあがり33.9で1 3/4馬身(0.3差)で勝ったのは評価したくなるが、このときの相手でもまだ500万を脱出した馬はいない。あまりにあざやかな勝利に加え、血統&厩舎のブランド力に勘違いしそうになるが・・・さらにこれはジャストザマリンにも言えるが、過去12頭立て以下しか経験が無い馬は3着以内に来たことがない。両馬ともに外目の枠を楽に走るか、もまれないレースでの経験しかなく、ストレスの溜まる競馬をしたことがない。ソウルスターリングは初の長距離輸送もあり、危険な1番人気。能力高く残念ながら切ってしまう決断は出来なかったが・・・飛んでくれたら嬉しい。


あとはどう賭けるかだね・・・。

1 件のコメント:

  1. 1着から5着までちゃんと買っているのに1着馬がアタマの馬券だけ買っておらず撃沈(T_T)

    ま、当たってたとしてもだいぶマイナスだっただろうから仕方ないか。

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