3月11日の東日本大震災直後は失念していたのだが、
実は私の親戚のおじさんが、陸前高田市で働いており、被災してしまった。
彼は県立高田病院の事務局長をしており、地震直後、大切な衛星電話を確保するために
事務室に固定されていたその電話を一生懸命取り外し、同僚にそれを渡した直後、
やってきた津波に巻き込まれこの世を去ってしまった。
ケータイも固定電話もつながらない震災後の状況の中、おじが命とひきかえに確保した
衛星電話は被災地で、そして勤務地である高田病院で、被災者や病人、けが人のために
大活躍している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110323-OYT1T00092.htm
おじさんは亡くなってしまったが、幸いにも遺体が見つかった。
被災地では火葬することがでずに土葬されてしまう方々もいらっしゃるようだが、
おじさんについては実家へ引き取ってくることができ、火葬・葬儀を行なうことができた。
本当に不幸中の幸い・・・・。
私が子供の頃から可愛がってくれたおじさん。
温厚な中にも厳しい一言をくれたこともあった。
この誇り高い行動を我々は決して忘れることはないでしょう。
あなたは私たちの本当の英雄になりました。
安らかにお眠りください。