2017年5月28日日曜日

2017 岩手県選手権水泳競技大会  優秀選手賞の選考基準等

岩手県の水泳競技の中で最も権威ある大会。
競馬に例えるなら天皇賞春かな。










毎回、春の県選手権は国体の岩手県代表選考会を兼ねていて、今年の場合は愛媛国体に出場する岩手県代表を選考するレースでもあります。そんなこともあって、本大会の参加者には関東などから帰ってきて参加する大学生や一般の方もいるんですね。ほんとグレード最上位の大会。G1ですね。

水泳競技会では新記録樹立や各種目上位3位以内にはいると表彰されたりしますけど、そのほかにも毎回紹介しているように、この大会に限っては以下の表彰があるんですね。

●優秀選手賞 学童男子・女子各1、(中学生以上の)無差別男子1・女子各1。
●佐々木杯(無差別級自由形100m男女優勝者各1)
●瀬川杯 (無差別級自由形400m男女優勝者各1)

上記の表彰はすべて大会プログラムに栄誉が記載されて後世に残るんですねえ・・・・
こういうのは素晴らしいと思う。

さてこの選考基準。
佐々木杯・瀬川杯はそれぞれの優勝者なのではっきりしていますけど、優秀選手賞の選考基準についてはどこにも明記されていないので、非常にわかりにくい。ホームページにも要綱にも書かれてないですからね。

でも知ってる人なら簡単に誰がゲットできそうなのかは想像がつけられる。
当ブログを以前からご覧いただいている方ならきっと推測できるでしょうね。

(1)1位を獲った数?
(2)直接対決の結果?
(3)離して勝利したタイム差?
(4)獲得した高いNSR級?

(4)は惜しいなあ・・・NSR級が複数人が同じだった(例えば3人がNSR9で並ぶ等)ら
どうするのか?というところまで考えないといけませんね。

答えは・・・。
公式な岩手県水泳連盟さんからのコメントを聞いたことがないのであくまでも推測ですが、以下のような感じになっているようですよ。私の推測で申し訳ないですが。

例えば、学童の部
Aさんは4種目泳いだ。
半フリ 1位 29.85 NSR9
半ブレ 1位 37.87 NSR8
1ブレ 1位 1:20;44 NSR9
1バタ 1位 1:12;25 NSR8

上記のような素晴らしい結果を収めた6年生。→ NSRは12歳区分で評価。

同じく6年生のBさんは3種目しか泳がなかった。
しかもAさんとの直接対決で2回負けた。
半フリ 2位 30.21 NSR9
1ブレ 2位 1:26;62 NSR7
半バタ 1位 31.32 NSR9

パッと見、Aさんのほうが完全勝利という感じなので優秀選手賞にふさわしいと思える。

でもね・・・そうじゃないんですよ。選考基準って下記のようになってると思います。

◎最上位のNSR級が同じNSR級であれば(今回の場合であればNSR9同士の比較)、
さらに上位のNSR級(今回であればNSR10級)に近いほうを獲得した選手が選定される。


上記の場合、AさんのNSR9は2つ。
半フリの今回の29.85はNSR9ですが、上位のNSR10の標準タイム29.11に対して
97.5%です。
同じく1ブレのタイムは1:20;44(NSR9)ですが、上位のNSR10の標準タイム1:17;86に対して96.7%です。

一方BさんのNSR9は2つ。直接対決で負けた半フリは別として、注目は半バタ。
タイムは31.32(NSR9)。これのNSR10の標準タイムは31.02なので99.04%となります。

つまりNSR9が最高という場合、どれか最もNSR10に近いものを持っている人が優秀選手賞獲得者になるというわけですね。

一目瞭然、NSR10まであとわずか(1%)のタイムをたたき出すことができたBさんが優秀選手賞獲得者なのですねー・・・・。

お分かりになりました??

この選考基準について公式発表されていませんので、本当のところはわかりませんけどね。おそらく間違いないんじゃないかと思いますよ。少なくともここ数年の選考は間違いなくこれで行われていますね。

ちなみに学年が下のほうが一般的には高いNSR級を出しやすい傾向にありますから、学年が異なる者同士の場合は比較が難しい。基本的には学年の上のほうが「賞の獲得」には近いと思っていますけどね。この場合には直接対決の結果が重要視されるんだと思います。

都市伝説的に直接対決で学年の下の人に1つでも負けたらその人は優秀選手になれない・・・という噂もありますが、それは違うということが証明されています。

まあ、いずれにしてもこういう基準はぜひ公表して欲しいところですよね。

じゃないと「表彰されないと思って先に家に帰っちゃった事件」とか、
「表彰されると思ってカメラを回していたのにわが子はいない事件」とか、
そんなことが起きそうなので・・・・。

県水連様、よろしくお願いしますね。


***


さて、前置き?が長くなりましたが、MEMEは今回の県選手権はどうだったのでしょうか?

はい、いつもの言い訳コーナー!!!

ゴールデンウィーク強化合宿で疲労を蓄積したまま多忙のために身体のケアをすることもできないままに体育祭ウィークに突入。

そこで普段、水泳では使うことのない筋肉や関節の動きをしたせいで、腰や背中を痛め、今回の試合の1週間前の最も大事な時期に、4日ほど泳げない状態に追い込まれてしまっていました。もちろん自業自得。

神様というのはバランスをとるのが本当にお好きでいらっしゃる。
良いことばかりが起きるということは無いのです。
体育祭で思いがけず活躍したのと引き換えにこんなことになってしまったのですね。
(苦笑)

そんなわけで、ただでさえしっかりした練習ができてかつ、体調がベストの時じゃないと好記録が出せなくなってきている今のMEMEは、今回もピークを合わせられずにドボン・・・という結果でした。

一応自己ベストは出たものもありますが、1年前のこの大会以来だとか、昨年夏の東北中学以来というものばかり。長水路の試合が少なすぎるのでやむを得ないですが、逆にそれならばベストが出てしかるべきなのでね・・・。


●1日目
◆(1-1)2コメ予選
3176
3892(1:10;68)
4342(1:54;10)
3503(2:29;13)※長水路ベスト

予選2位通過。予選を流して泳いで決勝進出8位以内に入れないというのが怖かったので最初からそれなりに順位を出しに行きました。


◆(1-2)2コメ決勝
3215
4044(1:12;59)
4221(1:54;80)
3370(2:28;50)※長水路ベスト

決勝4位。予選に続いて1学年下のHEJちゃんに連敗。
それにしてもHEJちゃん強かった。MEME悔しい。
しかしコンディションが万全だったら結果も違った可能性はある・・・ということで納得し、素直に負けを受け入れる。


◆(2-1)4フリ予選
3286-3594(1:08;80)
3678-3685(1:13;63)【2:22;43】
3766-3765(1:15;31)【3:37;74】
3743-3541(1:12;84)【4:50;58】

予選7位通過。最終組ではなかったしセンターレーンでもなかったので、ここもきっちり泳がないと決勝に進めない可能性が高いと思われ、予選も流せずに2組目1位通過→全体7位通過。やっぱりそう簡単ではないと実感。タイムも昨年のタイムに及ばず。


◆(2-2)4フリ決勝
3300-3622(1:09;22)
3688-3743(1:14;31)【2:23;53】
3778-3718(1:14;96)【3:38;49】
3738-3444(1:11;82)【4:50;31】

決勝6位。中学生3人中3位。なかなか長距離レースのペースをつかめない。慣れない。やはり練習からもうひとつ速いギアで泳ぐ練習をしないと4フリ・8フリでは結果を残せないと思う。タイミング悪く間食や昼食を思うように摂取できなかったようで、完全にガス欠の泳ぎ。ダメダメ。



●2日目
◆(3-1)1バタ予選
3177-3557(1:07;34)※長水路ベスト

予選6位通過。実は今大会で最も予選通過が難しいと思っていた種目。全4組中2組目の端っこというポジションは上がいっぱいいることを示しており、予選から本気で泳ぐしかない。とりあえず予選突破できてよかった。


◆(3-2)1バタ決勝
3249-3627(1:08;76)

決勝8位。ビリ。ブログ上では4コメの前に書いているが、実際には4コメの後にこちらを泳いでいる。完全に疲労困憊。試合放棄の状態。参考外。


◆(4-1)4コメタイム決勝
3318-3743(1:10;61)
4160-4081(1:22;41)【2:33;02】
4404-4430(1:28;34)【4:01;36】
3655-3517(1:11;72)【5:13;08】※長水路ベスト

タイム決勝の一発勝負。3位入賞。しかしみたびHEJちゃんに敗退。
しかもブレだけで6.5秒の差をつけられ、終わってみれば5.4秒差の大敗。
HEJちゃんはホントに速い。ちょっとこの結果はショック。
心が折れなければいいが・・・・。
MEMEもベストとは言え、昨年8月のタイムを1.4秒短縮したのみ。
体調万全、練習万全という状態だったら果たして・・・・・??
苦しい戦いはこれからも続く。


いやいや、それにしてもHEJちゃんの強さばかりが目立った感じの今年のコンメでした。


***


表彰式。

今年の今大会で一番印象に残ったのは無差別女子100m(佐々木杯)を獲得したIFHちゃんの笑顔でした。

決して諦めずに最後まで泳いで、ジャイアントキリング(大物を倒すこと)を実現。

名は体を表す。本当に素敵な笑顔でした。

MEMEも決して諦めずにこれからもがんばっていきますよー!!
体調もスイムの調子も戻れば心も切り替えることができる!
今日もマッサージにいってしっかりメンテしてきたようですし、次の11日の試合(市民体)に向けてアゲていきますよー!



※市民体・・・盛岡市民体育大会。短水路。中学生は学校単位での参加。1人1種目しか出られない(+リレー)。成績は得点化され学校対抗に表彰される。市内の中学生は県大会前の1大レースとして燃える試合。(でも非公式試合なので県中総体にはリンクしない:苦笑)


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