2013年12月22日日曜日

Parisienne Walkways ~羽生結弦はこの曲でいいのか?~

GaryMooreの不朽の名曲。Parisienne Walkways。
大好きな曲だ。



フィギアスケート全日本選手権。

昨日の男子ショートPで羽生結弦選手が100点超えの圧倒的な演技を披露した。
ほぼオリンピック出場を手中にしたのではないかと思う。

今季、羽生選手はParisienne Walkwaysを担いで試合に挑んでいる。


この曲はアイルランドの生んだ世界的ギタリスト、ゲイリームーアの曲なのだが、
ゲイリーは去る2011年2月、心臓発作で死亡している。
(本当の死因は酒を飲みすぎて嘔吐したものを喉に詰まらせて・・・という噂もある。こっちのほうがRockな感じがするが・・・)

彼の曲が非常に好きだった私は訃報を聞いて少なからずショックを受けたものだったが・・・。


あれから数年。今年フィギアスケートのテレビ中継を見ていて懐かしいギターの音色が聞こえてきた。

お!と思ったのは一瞬。その後「Parisienne Walkwaysはスケートにあわないでしょ!」という思いを抱いた。
というか即座に口にしていた。

大好きな名曲。

しかしこの曲はアイリッシュウイスキーでも飲みながら暗い部屋の中で一人静かに聞くべき曲(だと思っている)。

明るい銀盤の上で踊るのに適した曲ではない。
郷愁や悲しさ等を表現したいのならもっと違った選曲があるのではないか?

っていうか、ロンドンやアイルランドで開催されるならまだしも、日本(そしてロシア:ソチ)のフィギアスケートファンでこの曲を知っている人はどの位いるのだろうか?

いやー、選曲ミスだと思うなー・・・・。
この曲を羽生自身が選んだとは思えないので、スタッフが持ってきたんだと思うけど、どうなんだろうかねー・・・。

***

私は個人的にフィギアスケートの曲はクラシックでもロックでもポップでもなんでもいいけれど、
「多くの人が聞いたことがあるようなある程度メジャーな曲」「クラシックやトラディショナルな曲なら親しみやすい曲」を
採用するべきだとずーっと前から思っている。

前回のバンクーバー五輪で浅田真央が使ったラフマニノフの「鐘」なんて、どうなの???ってかんじ。
暗くなるし、難しいし、観客は乗れないし・・・。
あーいう曲を使って芸術性を高めたと自己満足しているのはスタッフだけじゃないか?と。

キムヨナが「007」で来たときは、頭を「ガツーン」と殴られたような衝撃とともに、「超カッコイー」「やられたー」と思った。
一瞬にしてキムヨナが金メダルをとると思った。
なんといっても会場全体を一瞬にして味方につけたのだから・・・・。

ラフマニノフとは正反対だったね・・・。


***

自己満足で終わらない、もっと観客を味方につけることができる選曲をお願いしたいなあ・・・と、シロウトながら思うのでした。
もちろん羽生くんは応援したいと思っていますけど。


2 件のコメント:

  1. 男子→羽生、町田、高橋。
    女子→鈴木、浅田、村上。
    ダンス→リード兄弟。
    ペア→高橋・木原。
    うん、全て予想通り(笑)。団体で金メダル!

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  2. 「兄弟」は「きょうだい」って書くのね。今回のケースは(苦笑)。

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