チャンピオンズカップの予想 ２０１４

明日は今年最後のMEMEの試合。ということでもう予想も買い目も決めちゃいましたよ・・・・。

ネット上のいろいろなところで言われていますが風水に守られた⑭と馬名が「呪文」の⑮がガチで戦って勝ち負けを演じてくれたらとてもマスコミ的には受けるでしょうね。





今年ジャパンカップダートからチャンピオンズカップに名称変更され、さらに中京ダート１８００に開催地変更。
今までのレースの傾向はあまり使えないので絞込みが難しい。ということでゆっくりじっくり考えてみた。

主なステップレースは（１）ＪＢＣクラシック（２）みやこＳ（３）武蔵野Ｓ。

ハイペースだった（３）武蔵野Ｓは当然ながら差して勝った馬より前で最後まで粘った馬のほうが強い印象。
しかしこれに該当するｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰが0.6秒も離された３着とあってはまったく信用に足りない。
先行有利の中京ダートにあってはこの組は不要と考える。

続いて（２）みやこＳ組だが過去最も遅いタイムだった今年。
スローの展開だけに瞬発力で前の馬が勝つべきところを差しきって勝ったｲﾝｶﾝﾃｰｼｮﾝは強いといえる。
逆に前で競馬していた馬は一線級の中に入ると明らかに瞬発力が足りないと考えられいずれも役不足。
この組で買えるのは⑮ｲﾝｶﾝﾃｰｼｮﾝのみでしょう。

最後に（１）JBCクラシック組。
重馬場になってレースレコードが出たことは別としてやはりこの組のメンバーレベルが最も高い印象。
ここで好スタートから（悪い意味で）逃げてしまった⑭ｺﾊﾟﾉﾘｯｷｰだったが、結局そのまま押し切って王者のレースを展開。
フェブラリーＳに続いてﾎｯｺｰﾀﾙﾏｴをやぶり、ﾜﾝﾀﾞｰｱｷｭｰﾄには帝王賞の雪辱を果たしたことから、
誰の目にも今のダート界のトップはこの馬であることが印象付けられたと思う。しかも逃げて勝ってしまったので・・・。

いずれにしてもレベルが高かったのはこの組であり、このチャンピオンズカップに挑んで来て前走よりも距離短縮で
「楽に感じられる」のはこの組だけ（海外を除く）。

やはり勝ち負けするのはこの組と見て良いと思う。

◎本命は⑭ｺﾊﾟﾉﾘｯｷｰ。
結局前走まで今年４戦全てＧ１を使って３勝２着１回。もうこれは現時点でのトップホースと言い切ってよいでしょう。
しかも地方の交流Ｇ１だけではなくフェブラリーＳを勝っているのが大きい。こういう馬はまず崩れない。
前走圧勝で勝負付けは済んだはず。ここでの勝ち負けは保証されているようなもの。
外枠１４番もじわっといけるのでかえって包まれることがないので好都合。大本命。

対抗○は好枠を引いた②ﾍﾞｽﾄｳｫｰﾘｱを抜擢。
マイルＣＳ南部杯で初Ｇ１制覇し実力が付いてきた。
前走は距離が長くて残念ながら５着に終わったがそこは最初から予想できたこと。
ここチャンピオンズカップを目指し敢えて前走苦しい戦いをしたことで、距離短縮の「楽に感じる」ローテを組むことに
成功していると思われる。ベストはマイルでも２番枠ゲットで脚を貯められれば１８００のここでも好走のチャンス。
ﾎﾞｰﾙﾄﾞﾙｰﾗの塊のような血統は絶対にここにあうはず。

▲は同じく好枠③のｸﾘｿﾗｲﾄ。
こちらは○と違って距離に不安が無くしかも前で競馬できるだけに同じｺﾞｰﾙﾄﾞｱﾘｭｰﾙ産駒の◎とセットで好走しそうなイメージ。
まだ格として下に見られているが前走ＪＢＣで１番人気の馬。
ﾙﾒｰﾙ騎手からバトンを受け継いだﾋﾞｭｲｯｸ騎手があっさり勝ち負け演じるかも。

▼はＪＢＣ組以外で唯一怖い⑮ｲﾝｶﾝﾃｰｼｮﾝ。
馬名は「呪文」というだけあってＤｒコパの風水に戦いを挑む。
前で競馬したときには前走ほどの末脚は使えていないので、今回どのようなレースをするのか楽しみでもあるが
この馬も明らかに本格化しており１番人気の⑭を隣に見ながら競馬を組み立てられるのは悪くない。
ただし大外枠でもあるので後方に下げたら多分アウト。⑭マークでどこまでがんばれるか。


正直なところ、上位争いはここまでと見ている。以下は押さえの評価で。


△⑫ﾛｰﾏﾝﾚｼﾞｪﾝﾄﾞは前走復活の勝利。
４歳時は怒涛の６連勝も経験したが中央Ｇ１では４着と１３着のみ。
交流Ｇ１と中央Ｇ３だけの成績で今回３番人気というのはいかにも人気しすぎ。実力は認めてもここは押さえまで。

▽⑧ﾎｯｺｰﾀﾙﾏｴはドバイ帰りを前走で復帰。
休み明けの国内復帰戦を王道競馬して４着ならまずまず。今回どこまで状態が上向いて来るか？というところだが
やはり中央Ｇ１・Ｇ２では勝てておらず今年の馬の勢いという意味では⑭に圧倒されている。
復活の走りをしても⑭の逆転までは難しいと見る。

×⑪ﾜﾝﾀﾞｰｱｷｭｰﾄは阪神１８００のＪＣＤで３年連続２着というある意味偉業を継続中。
８歳古豪だが今年も帝王賞を制するなどまだまだ十分に戦える。
ただし⑭が前走で一段と本格化したと考えることもでき、やっぱり今回逆転までは難しいと見る。
先行有利の競馬場で差し脚がどこまで届くか･･･

ということで強力な⑭を筆頭に４歳勢VS５歳以上の古豪の戦いと見る。

ちなみに①ｲﾝﾍﾟﾗﾃｨｳﾞはアメリカの土ベースのダートと日本の砂ベースのダートの違いもあり、道悪で締まった砂にならない限りこの馬の出番は無いと見て消し。