2016年1月26日火曜日

相撲界のインフル渦に物申す

たまには相撲のネタを・・・。
琴奨菊による日本人10年ぶりの優勝に沸いた大相撲初場所。
初場所後に結婚することは知っていたが、まさかこんなに美人妻パワーが炸裂するとは・・・・。






ま、実際には昨年夏からトレーナーの下で取り組み始めたトレーニングの効果が出たものとみるべきなんでしょうけど・・・。

いずれにしても琴バウアー全開の初場所でした。


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ところで今場所は非常に休場の多い場所だったような気がします。

まあ、ケガで休場するのは「格闘技」だから止むを得ないと思っていますが、今回はインフルエンザで休場する力士が多かった。

例えば期待の若手西前頭十枚目、御嶽海(みたけうみ)
8日目17日(日)の昼頃に熱があがり、8・9・10日目の3日間休んで11日目から復帰。
復帰戦で負けたが、12・13日目に勝って、最終的に5勝8敗2休。(実質3休だが、8日目は不戦敗としてカウントされるため)

ベテランの東前頭筆頭、安美錦(あみにしき)
6日目15日(金)から休んで、6・7日目の2日間休んだだけで8日目から復帰。
復帰戦は負けたが9日目は勝利し、最終的に6勝8敗1休。(実質2休だが、6日目は不戦敗としてカウントされるため)

モンゴル出身で西十両四枚目、鏡桜(かがみおう)
10日目19日(火)から休んで、10・11日目の2日間休んだだけで12日目から復帰。その後2連敗のち2連勝。結局、7勝7敗1休(実質2休だが、10日目は不戦敗としてカウントされるため)


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相撲は身体が「接触」する格闘技だし、お相撲さんは所属の「部屋」で集団行動しているし、年がら年中「裸同然」で過ごしているという「環境要因」があるので、確かに感染症にかかりやすい条件が揃っている気がする。

だからインフルエンザに感染してしまうのも多少は止むを得ないと思うところもある。
しかしながら・・・・だ。

上述した3力士が休んだ日数を見てもらいたい。

御嶽海は実質3日、安美錦は実質2日、鏡桜も実質2日。
これはいかがなものか??

このブログをご覧いただいている方々はサラリーマンの方も、学校に通う児童・生徒の方も、お子さんを持つお母さんも
いろいろいらっしゃると思いますが、みなさんはどう思いますか?

いやー、私は場所中から嫁さんと「インフルなのに、こんなに早く出て来ちゃダメだよね・・・」と話していました。
案の定、みな復帰した日は負けるのですが・・・・。


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小学校等では学校安全法や厚生労働省の指針によって「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間とされているようです。

うちの会社の場合は基本的には医者の診断に委ねられているような感じですが、上記の指針のように5日間から7日間休むのがだいたい一般的で、1週間は会社に来させないケースがほとんどです。

インフルに感染すると、理解ある上司のおかげで、どんなに多忙でも「おまえは会社に来るな!」という指令が出ます。
よほどの時以外は誰かが変わりに仕事をしてくれるケースは稀で、仕事は放置されるのが一般的ですが・・・(苦笑)。

またそれ以前にうちの会社の場合は会社がお金を負担してくれて、インフルエンザの予防接種を受けるよう指示が出ます。
事情があって予防接種を受けられない人を除き、全社員の接種率が90%を切ったら、もう次の年から会社は負担してくれない、という脅しがかかるため(笑)、みな12月中に接種します。

これはとても助かるし、良いことだと思っています。

社員が病気で休むことは社業が停滞するため、即、業績悪化に直結します。これを招かないようにリスクマネジメントしているということです。


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それなのにアスリートであるお相撲さん達ったら、たったの2~3日休んだだけで再び裸で土俵に上がって汗や唾を飛び散らせながら接触するなんて・・・・。

インフルエンザは空気感染ではなく、飛沫感染ですので、唾などが直接あるいは間接的に飛び散ることで、ほぼ確実に感染します。あとは発症するかどうかは被感染者の体調次第でしょう。

だから最低でも5日程度は休まなくちゃいけないと思うんですよ。
小学校のクソガキとか、わけのわからないアホな親だったら、熱が下がったとたんに「ほら、うるさいから早く学校行け」となるかもしれませんが、普通は発症から5日、熱が下がってから2日は休むのが社会の常識。

仕事が忙しかろうが、試合があろうが、試験があろうが、なんだろうが、インフルエンザ感染者が社会に出て活動することは悪なのですよ。このことは十分に認識しなくちゃいけないと思います。

勝ち負けのひとつひとつが給料に直結する相撲の世界ですし、どちらかといえば一般社会とは異なるルールやしきたりで行動することも多い相撲の世界だとは思いますが、アスリートとしての体調管理はしっかりして、一般社会と同じように休養するときはしっかり休養するようにしてほしいですね・・・・。



1 件のコメント:

  1. 熱が下がってから2日間休んで復帰しているとすれば、熱があがっている最中に土俵に上がっていたことになる。そちらの問題という可能性が高いかもしれません。

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