2016年11月7日月曜日

マッスルミュージカル2016 ~ふしぎの国のアリス~ サムライロックオーケストラ岩手公演

公演リーフレットより・・・

岩手の子どもたちに本物のエンターテイメントを!

かつて前売り券がわずか5分で完売した「筋肉で音を奏でる」ミュージカル。
驚異的な身体能力を生かした舞台がサムライ・ロック・オーケストラと共に復活・・・・








今日、PTAでママが不在だったのでMEMEと2人でコレを見に行って来ました。

すごく良かった!!サイコー!!

パフォーマーのみなさんが良かったのは後から述べるとして、その他に良かったこととしては
「公演中の写真撮影OK」ということ。
じゃんじゃんSNSにアップして宣伝お願いします・・・だって!素晴らしい!

宣伝させていただきます!

















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うちらがチケットを取ったのは7月かなー、8月かなー。それくらいの時期。
MEMEが学校からもらってきたチラシをたまたま私が見て興味を示し「行こう」ってなったもの。
モンスターボックス(巨大跳び箱)の池谷くんや、フィギュアスケートの浅田舞ちゃんが来るということで「ぜひ、見たい」と。


さっそくインターネットでチケットを買おうとしたら、なんとほぼ完売状態。
どうやら4月頃からチケットは売られてたようなんですね・・・。
でもチラシをもらってきたのは7月とか8月とかそんな時期。
そりゃあ、なかなかとれないよなー、チケット・・・。

盛岡市民文化ホールの1階席は、ひとり分だけポツンポツンと空いている程度で既にほとんどSOLD OUT。
並んで座れる席はぜんぜん空いてない。

2階席を探してみると、いくつかのチケット販売会社を見てみたらちょっと見やすくて良さそうな席がまだ空いていた!
ということで、今回は2階席からの観覧となりました。

でもね、ぜんぜん見やすくてよかった!前にせり出している席なので1階の後方よりはずっと良かったんじゃないかな。


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公演前、岩手県の体操界を引っ張る「2016いわて国体少年女子監督」で、実は私と小中が同級生の大川さんと数十年ぶりの対面も果たすことができました。(ありがとう、Jさん!)


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さて、マッスルミュージカル。

冒頭の宣伝コメントのとおり、なかなか盛岡ではお目にかかれないイベントのようですが、今回はパフォーマーの中に盛岡出身の金子陽祐さんがいたことから実現できた公演のようです。(詳しくは後述します・・・)

・サムライロックオーケストラ主宰・総合演出  池谷直樹(体操 とび箱世界記録23段)
・本演目「不思議な国のアリス」 アリス役 浅田舞(フィギュアスケート)

出演されている方々のお名前は実は上記の2人しか知りませんでしたが、チラシに載っている内容を転記させていただくとそのスタッフの凄さが伝わるかもしれません・・・いろいろ宣伝しますよ!


結樺レイナ  振り付け・構成
龍美      アクロ体操・太鼓(世界大会6位)
川西隆由樹 トランポリン(ワールドカップ優勝)
山城秀彬   ラート(世界大会5位)       
川原拓也   ハンドバランス(シルクドソレイユ公認パフォーマー)
吉田有希   バトントワリング(世界大会準優勝)
青木里恵   ダンス
渡辺翔史   バトントワリング(世界大会優勝)
菊池正根   男子新体操(全国選抜大会入賞)
坂井絢香   ポールダンス(全日本チャンピオン)
原夕貴枝   フラッグ(全国大会3位)
谷口加奈   新体操(全日本社会人選手権入賞)
小西夏生   新体操(アジア大会銅メダル)
松尾悠花   新体操(インターハイ3位)
田代将平   男子チア(世界選手権2位)


馬原美穂   ギター・作曲・音楽プロデュース
鈴木タケオ  ドラム・作曲
長崎祥子   キーボード・作曲


金子陽祐   体操(シルクドソレイユ公認アクロバットパフォーマー) 盛岡市出身



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物語は・・・・実は私、アリスって読んだ事がないんですよ・・・。
だからどこまでが忠実でどこまでが脚色なのか良くわからないんですけども、
まあ、今日の要点だけまとめると・・・(チラシも参考にさせていただきます)


(現実世界で)ひとりの女の子が周囲の期待に応えられず(今回はアリスひとりだけが跳び箱が飛べない)、落ち込んでしまう。
そんな時、(なぜか)ウサギを追いかけているうちに穴に入り込んでしまう・・・そこは不思議の国の入り口で・・・。

その国では音楽を奏でる花や虫、逆立ちをする双子、ポールダンスをするハートの女王、バトンを回す帽子屋、新体操をする猫、ラートをするネズミ、トランポリンをするバッタ、跳び箱をするウサギ、新体操をする蝶・・・・いろいろなアスリート?がいました。

そんな奇妙な住人達と出会い、アリスは様々な体験を通して成長し・・・・・というお話し。



ミュージカルということだったので、セリフが音楽に乗せて唄われるのかと思っていましたが、さすがにこんだけハードワークをすると当然息も切れるわけで歌なんて唄えない。

だから演技を見せ、筋肉に唄わせ、ハードな曲で盛り上げ・・・・というかんじ。セリフは殆どなかったですね。
ジャンケンの場面はあれはアドリブなのでしょうかね?
ガチ勝負なんですかね?(笑)

音楽、カッコよかったですよ。
ギターの女性が弾いている姿は私好みのハードロック風でよかった(笑)


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写真OKということだったので、載せちゃいましょう!



まずは本公演の前に、オープニングアクトとして地元の体操クラブなどで頑張っている子ども達による演技。







11/7 ボディタップの画像追加。
バチバチ体中を叩いてリズムを奏でるヤツ。
これ!やってみたいね。余興とかで。




こちらはハンドバランス。台の上にさらに5本のバーを連結させ、その上で逆立ちしてます・・・・
安全ネットなど無し・・・。
無理・・・。





観客席におりてお客さんにも合奏を手伝ってもらう場面も・・・。





こちらは金子くん@盛岡。
腕の力だけでロープを登っていきます。
これの前にみんなでジャンケンして、負けた人がテッペンまで登る・・・ということをやってました(笑)
ガチなジャンケンでしょうか(笑)
ここのパートだけフリートークでした。

私も高校の時はこれできたなあ・・・足は使ったけど。
今はぜんぜん無理・・・。





池谷くんのモンスターズボックス!

今回は17段でした。それにしてもすごいね!!テレビでは良く観てるけどホントに跳べるんだね!







こちらはトランポリンジャンプ。
アリスの「心」を取り戻すところ。

大ジャンプして遠くにある風船をナイフで切り裂く・・・

はずなんだけれど、1回目は(わざと)失敗して、2回目・3回目で成功させる予定が・・・
なかなか風船をナイフで割ることができず5回目で成功!!!

イカサマ無しのガチンコでやってるんだね!スゴい!!
もちろん安全ネット無し・・・・ちょっと厚めの着地マットのみ・・・無理・・。







フープを使ったダンス&アクロバット





これ(↓)、ラートっていうのね。巨大リングとは言わないらしい(笑)
競技としてスゴイのはすぐにわかるけど拍手のタイミングが難しい(苦笑)




トランプの兵隊達。ハートの女王の護衛。海の向こうの大統領候補とは関係ない。





ミュージック担当(笑)
衣装着てるので格好はアレだけど、サウンドはカッコイイし、歌も上手かった。
奥居香のような歌声。
カラオケ行ったらプリプリ得意そう。




エンディングへ。
センターの青いスカートの子がアリス(浅田舞ちゃん)






アスリートばかりの不思議の国でアクロバチックなことは何もできないアリスだったけど、勇気や強い心を取り戻した最後にはアイススケートじゃなくて、ローラーブレードを履いて舞台を駆け巡り、アスリートに変身。

不思議の国の仲間になれたところで大団円。





ラストは会場にキャストが降りてきて大盛り上がり。





カーテンコール




アンコールでやってくれたのが巨大縄跳び。

なんとここで縄跳びしながら人間ピラミッド4段!成功!
もちろん両手両膝を地面についてその体制でジャンプしながらやってる!!
しかも1段1段高くするときも全部ジャンプしながらだよ!!

コレ!凄すぎるでしょ!!ありえない!!





最後の挨拶(盛岡出身の金子くん)








最後のこの金子君の挨拶のとき、本人も会場のみんなも感動して泣いちゃってました・・・( p_q)シクシク

彼は盛岡北高校で体操選手として活躍し、その後順天堂大学に進学。その後も体操競技の選手として活躍したそうですが、競技を引退した後、エンターテイメントの舞台に大きな衝撃を受けこの世界に飛び込んだとのこと。

日本だけでなくラスベガスにも行ったようです。素晴らしいですね・・。

しかしこの世界は「体力」が資本。
昨年(?)30歳になった彼は流石にこの世界で続けていくには厳しくなってきた。
そこで引退を考えたのだそうです。

主宰の池谷くんにもそのように話し、一度は引退が決まったのだと思います。

しかし彼には遣り残したことがあることに気がついたとのこと。

それは「生まれ育った盛岡の舞台に立つこと」。

彼曰く、「岩手はナマのエンターテイメントに触れ合う機会が少ないと感じています。僕が出来ることは、生まれ育ったこの岩手にも”本物のエンターテイメント”の魅力を伝えることだと思っています。そして岩手の子ども達にたくさんの夢と希望を与えるパフォーマンスを届けたい」と・・・・。(チラシの本人コメントより)

そこで引退を撤回し、池谷くんや、岩手県体操協会の方々にアタマを下げて回り、こうしてマッスルミュージカルの岩手公演が実現したのだそうです。本当に素晴らしい話を聞くことができました。

ご家族や友達も見に来ていたことでしょう。ほんとうにうれしかったと思います。
舞台の最中も最後も、金子コールが起こりましたね。良かった。良かった。



***



体操界に限らずアスリートは若いうちはいいのですが、年齢と共に引退する日が必ず来ます。
その時に指導者になったり、その世界に関わり続けることができる人はごくごく僅かで、非常に幸せな人だと思います。

たいていの人は別の仕事をして食べていかなくちゃいけない。

このマッスルミュージカルはそういうアスリート達にセカンドキャリアの場を提供するためにがんばっているんだという話しを聞いたとき、ちょっと感動して泣きそうになってしまいました。

今まで「筋肉番付」とかの年に1~2回の特番に出る以外に何をやってるのかなー、池谷(弟)は・・・と思っていたので、
正直、衝撃でした。

そういうことを考えてこの団体(チーム)を立ち上げていたんだ!!!って。
超!!見直しましたよ!池谷くん!!



***



うちのMEMEも、まわりの(今頑張っている)みんなも、遅かれ早かれ引退する日が来る。

その時に遣り残したと思うことが無いようにするのはとても大変なことだと思います。
今回の金子君の決断(引退撤回)もすごい勇気だと思いました。

だいたいみんなやり残した(あるいは、やれれば良かった・・・悔しい・残念)という人が殆どだと思うので。
最後は「あきらめて」引退するケースも多いかなと思います。

でも、それも人生。

アスリートとしての引退を迎えても人生は続きます。
そこでどうやっていくかなんて本人は現役の時は殆ど考えられないですからね。

やっぱりそこは親や指導者やまわりの人たちも、きちんと考えてあげなくてはいけないことだと思います。

永遠の課題だとは思いますが・・・・。


***


来年もこの「盛岡」にマッスルミュージカルで来てもいいですか?と金子君が舞台で話したとき・・・。
感動のピークでした。

またぜひ帰ってきてください。
そして勇姿を見せてください。

さらには・・・引退して裏方に回る日が来たとしてもいいじゃないですか。
それでも盛岡にマッスルミュージカルを連れてきてください。

今日、会場にいた子ども達はあなた達のことを見て、本当のエンターテイメントに触れて、
あなた達の話を聴いて、心に何か響くものがあったはずです。

そのことがこれからの岩手の成長に必ず繋がって行くものと思います。




今日は本当に感動しました。見に行って良かった!!



1 件のコメント:

  1. そういえばね、(募金したら)MEMEは浅田舞ちゃんに握手してもらえました。写メ撮っておくんだった・・・残念。とても可愛かったですよ!!

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