この会議はパートナー企業約20数社が全国から集まって、知恵やネタやヒントを出し合って、協力しながらお互いの新規ユーザー獲得につなげて行きましょう、というモノで、たまたま今年から私もその会議に行きなさいと命ぜられており、今回の会議場所がたまたま徳島開催だったということですね。
私の任期の間は岩手開催になりませんように!!
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私個人は愛媛県は行ったことがあるので、「初四国」ではないのですが、なかなか行く機会の無い「徳島県」に行くことができたのは非常に嬉しいことでした。
仕事の話をここでするつもりはこれっぽっちもないので、午後からの会議がおこなわれる前のスキマ時間に「ひとり観光」したお話しと、会議終了後の2日目土曜日に、参加者の皆さんで行った「視察観光」の模様をお話ししたいと思います。
本投稿では前編として「ひとり観光」の眉山編をお届けします。
あ、そうそう、ちなみに行きも帰りもルートは、盛岡ー(新幹線)ー東京ー(羽田JAL)ー徳島でした。
写真に写っているのは上空からの富士山です。
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それにしても徳島は岩手の人間からみたら、まさに南国。だって駅前の街路樹がヤシの木でしたからね!
その駅前から歩いて約10分のところにあるのがこちら「阿波おどり会館」
ここでは阿波おどりの歴史や文化の紹介の他、ショー等もおこなわれていました。時間が無くて見られませんでしたが。
この阿波おどり会館からロープウェイが出ていて、「眉山(びざん)」に登ることが出来ます。どの方向から見ても眉のような形に見えるんだそうです。
パノラマで撮ってみました。
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以下は眉山公園にある名勝等・・・。
これは平和記念塔のバゴダという建物。
太平洋戦争戦没者を慰霊しているのだそうです。
緯度や経度を測る際の基準となる「三角点」に指定されているようです。
明治天皇の碑もありました。
(実は、見逃しちゃいましたが神武天皇像や明治天皇像もあったようです)
こちらは万葉集に詠われている詩。
船王(ふねのおおきみ)
「眉(まよ)のごと 雲居に見ゆる阿波の山 かけてこぐ舟 泊(とまり)知らずも」
(眉のように遙かに見える阿波の山 その山を目指して漕ぐ舟 停泊する港は何処とも知れないのだ)
こちらは剣山神社。
家庭円満&健康・MEMEの好成績・私の馬券・等々あげればきりがないほどお祈りしてしまいました(爆笑)
本来はそういう神社じゃないんでしょうけれども(笑)
こちらはガゼボという西洋様式の東屋。
姉妹都市の米国サギーノ市から贈られたそうです。
これは元ポルトガル総領事として神戸に赴任し、後に徳島に移り住んだ「モラエス」さんの立像。
遠い故郷のポルトガルの方向を向いて想いをめぐらせているのだそうです。
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この眉山の山頂を「ひとり観光」しているときに、ある50代後半位の男性が声をかけてきてくださり、いろいろな事を教えて下さいました。
市内を流れる吉野川はよく氾濫する「暴れ川」だったので、昔の人達が川の流れを変える工事をして今の川になったこととか、
大昔は山裾に人が住み、眉山から見えている平地の部分は海や谷だったので、人はいなかったけれど、今は逆で昔は海や谷だったところに人が住み、山には誰もいなくなったこととか、
徳島には電車が無くて、みなディーゼル車であることとか、
大鳴門橋(おおなるときょう)ができ、淡路島から本州へと陸路がつながったけれど、徳島に来る人は少なく、みな都会へ出て行くばかりであることとか、
淡路島なんて車が高速道路を通過するばかりで恩恵が何も無くて可哀そうであることとか、
四国はまさに四つの国が独立しているイメージで、山でそれぞれが分断されているので、往来し難く意外にも交流が少ないこととか、
そのため、昔から文化圏がバラバラであり、あんまり仲が良いとはいえないこととか、
(愛媛県は九州や山口や広島の方を向いて暮らし、
香川県は岡山や兵庫の方を向いて暮らし、
徳島県は和歌山や大阪を向いて暮らし、
高知県はひたすら海を向いて暮らしているのだそうで、
いかにもな県民性に反映されているのだそうです。)
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このおじさんは平日の午前中にTシャツハーフパンツで、汗をかきながら眉山をウォーキングし、毎日私のような観光客をつかまえては、博学を披露しているのでしょうかね??
年齢はまだ若そうでしたが、リタイアした先生か学芸員か、はたまた市内在住の歴史研究家でしょうかね??
いずれにしてもこの方のおかげでとてもとても有意義な「ひとり観光」になったのは間違いないですねー。
本当に勉強になりました。
ありがとうございました。
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その後再びロープウェイで下山。
ちなみに山頂のロープウェイ乗り場には相撲の横綱白鵬と奥様の出会いの記念碑がありました。
若いカップルなどはそれにあやかって願いを込め、山頂からの夜景を見ながら、2人をロックして離さない「錠」をとりつけているようですね(笑)
・・・ということで「ひとり観光 眉山編」のお話はここまで。
次のお話は大塚国際美術館と鳴門の渦潮のお話となりますよ。
次の投稿へ続く。
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