2018年12月27日木曜日

岩手競馬の今季禁止薬物陽性反応についてまとめてみた

マスコミの報道、特にテレビの報道を見ていると、あまり「岩手競馬を標的とした故意的なものの可能性」という報道(発言)をしていないんですよね・・・・。

発生した事実だけを報道しているので、まさに犯行側の思うツボになっちゃってるのでは?





岩手競馬今季の禁止薬物陽性反応のまとめ。

※以下、スマホで見やすいように改行再編集しました

●①7/29 盛岡競馬場 
 4レースC2級(1着賞金20万円)
 2番人気2着
 スターズレディ号(牝5)
 水沢・三野宮通厩舎
 ※ボルデノン(筋肉増強剤)検出


●②9/10 水沢競馬場
 10レースC1級(1着賞金30万円)
 9番人気2着
 ウバトーバン号(牝4)
 水沢・髙橋純厩舎
 ※ボルデノン(筋肉増強剤)検出


◇9/21→両競馬場の警備員4人増
    全12人体制へ強化。
    10月にかけ全38厩舎
   (盛岡13、水沢25)に
    防犯カメラ設置。
    厩舎エリアに立ち入り可能な
    関係者証の発行
    更新基準を厳格化。

◇9/22→盛岡競馬開催中止

◇9/23→盛岡競馬開催
    116頭のうち検体送付ミスで
    確認ができなかった2頭を
    除き陰性が確認された114頭
    で開催。


●③10/28 盛岡競馬場
 5レースC2級(1着賞金20万円)
 1番人気1着
 ヒナクイックワン号(牡3)
 水沢・髙橋純厩舎
 ※ボルデノン(筋肉増強剤)検出


 ※高橋純厩舎は2件目の事案に続き
  2頭目の検出。
  常習が疑われた反面、
  全頭検査や監視体制も
  進んでからの事案ということで
  厩舎としての指示ではなく、
  外部からの犯行も疑われ始める。



◇11/10-12 水沢競馬開催中止
  管理強化。
  150台ある監視カメラさらに
  増設。死角をなくす。
  警備員を24H配置
  厩舎スタッフが泊まり込んで
  自衛強化。
  カメラ増設など新規の
  対策経費は9月補正予算で
  1億円確保。



●④11/6 
 水沢・高橋純厩舎管理馬全頭検査
 →ヒナクイックワン号(牡3)
   ※陽性反応
 →ワンサイドストーリ号(セン6)
   ※陽性反応

 ※岩手競馬では各レースで
  1着と2着に入った馬に対して
  レース後の尿検査を
  義務付けており
  ①~③はそこで判明したもの、
  ④はレース後の検査ではなく、
  全頭検査により判明したもの。


◇11/17-19 水沢競馬開催自粛

◇11/24 水沢競馬再開。
  カメラ設置完了し警備体制も
  整ったことから水沢競馬再開。
  陽性反応が出ていたのが
  水沢所属の馬に限定されて
  いたため水沢所属の出走馬には
  出走前検査を義務付け、
  陽性だった場合には競争除外とし、
  レース自体は開催する方針とした。


●⑤12/17 水沢競馬場
 1レース2歳C2級(1着賞金40万円)
 1番人気3着
 ネイチャーサムソン号(牡2)
盛岡・晴山厚厩舎
 ※ボルデノン(筋肉増強剤)検出
 ※ネイチャーサムソン号は
  11月下旬JRAから転入。
  今回が初出走。
  事前検査では陰性。


◇12/25 年末年始7日間開催中止決定。
  約15億円に及ぶ収入が失われる・・・。
  今回、何者かが故意に入れている
  可能性が高まったとして、
  監視カメラの分析をするなど
  原因の特定を進める。

  県知事より
 「岩手競馬を標的とした故意的な
  ものの可能性が高まっている」
  という発言があった。


***


岩手競馬の賞金の少なさは上記の通りだし、普通に考えて、その「金額」と「犯行リスク」は比べ物にならない(みあわない)のでどう考えても、自分の厩舎の馬を勝たせたくてドーピングをしている・・という線は最初から「無し」でしょう。

では競争相手を陥れる線は・・・
岩手競馬のような「コミュニティ」の中でこんな事件が発生し、岩手競馬が廃止されてしまったら相手どころか自分も廃業になってしまう・・・そんなことがわからない競馬関係者がいるとは思えないので、この線も「無し」でしょう。

だれがどう考えたって「岩手競馬を廃止させたいと願っている人間」がやっているとみて間違いないでしょう・・・・。

警察が動き出したようなので、早期に事件が解明され、犯人が捕まることを心から祈っています。一般人なのか廃止派の議員なのかわかりませんが・・・・。

岩手競馬が今後も存続してくれますように・・・・。





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