札幌記念 2019 ◎サングレーザー

台風１０号の暴風雨の影響は殆どなく、天候にも恵まれて絶好の馬場状態で開催されるスーパーＧ２札幌記念。Ｇ１馬４頭を含む重賞勝ち馬が１０頭。非常に良いメンバーが揃ったと言っていい。









近年の良馬場開催の平均LAPを見るとテン３ハロン35.1、あがり３ハロン36.0となっており、上がりのかかる競馬がスタンダード。確固たる逃げ馬が不在というメンバー構成でスローが見込まれるとあっても、やはりタフな競馬がスタンダードであることから、逃げ先行グループよりは中段以降からの差し馬有利の傾向通りとみて予想したい。また今週からのコース替わりのＣコース使用ということもあって真ん中から内有利という傾向も踏まえて予想したい。

※なお、Ｇ２ということでマイルールは３連複解禁。


◎（10）ｻﾝｸﾞﾚｰｻﾞｰ
昨年の覇者。札幌では３戦３勝ということで高いコース適正を誇る。昨年同様に安田記念５着からの参戦だが時計は昨年を上回る結果を残しているし、その前の大阪杯１２着は躓いて上手くレースを運べなかった結果なので度外視できる。テンよりもあがりがかかるレースを数多く経験しておりしかも好成績を収めている馬なのでまさに札幌記念に向くタイプ。当然ながらここは狙ったレースであり、昨年同様に秋天へつながる好レースを期待したい。



○（９）ﾌｨｴｰﾙﾏﾝ
凱旋門賞挑戦につながるステップにここを選んで来た。当然メイチの仕上げではないだろうけれど、無様な競馬はできるはずもなくやはりここはきっちりと結果を求めて挑んでくるはず。ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ産駒（牡馬）はどうしても古馬になってから２０００ｍを越える距離のＧ１で勝てなかったのだが、この馬がそれを春天で成し遂げ、成長力もあるところを証明した。しかし逆に１８００～２２００ｍのレースで２度取りこぼしていることからもわかるとおりスローからの速いあがりを繰り出すレースには強いが、あがりの時計がかかるレース経験が少なく、取りこぼす可能性はゼロではないと思う。



▲（１）ﾌﾞﾗｽﾄﾜﾝﾋﾟｰｽ
全成績が５：０：０：４というところからわかるとおり勝つか負けがはっきりしている馬。ここ２戦の負け方があまり印象良くなくて、３歳にして有馬記念を制した昨年の勢いが感じられない。そういった意味では鞍上を川田騎手に変えてきたのは良いことかもしれない。後方のインでしっかり脚を貯めて最後にその貯めた脚を思い切って解放して差し切るレースができるか・・・。それさえできれば好走は約束されていると思うのだが・・・・。５Ｒ新馬戦で半妹が圧勝しておりその勢いを借りてこちらも頂点を目指す。



▼（３）ｽﾃｲﾌｰﾘｯｼｭ
Ｇ１ではいらないと思うがＧ２・Ｇ３では必ず馬券に絡んでくるような優等生タイプ。絶好の枠を引き当てておりここは馬券に絡んでくる可能性十分。有力馬が後ろに固まっており、積極的な競馬で一発穴をあけて欲しい。



△（１２）ﾜｸﾞﾈﾘｱﾝ
昨年のダービー馬。しかし外目の枠を引いた分ﾌﾞﾗｽﾄﾜﾝﾋﾟｰｽやｽﾃｲﾌｰﾘｯｼｭとの印が逆になった。パワーが求められる馬場はあっていると思うので凡走することはないと思うが外々を回らされて脚を無駄に使ってしまわなければいいなと思う。使い込むことができないので疲弊することはないけれど、古馬になってさらに強くなれるのか？というと疑問を感じるところはある。もちろん押さえるけど・・・。



▽（１３）ｻｸﾗｱﾝﾌﾟﾙｰﾙ
一昨年の覇者。１２番人気のようだが終わってみれば３．４着ということは十分ありうる「巧者」。曲者横山典がﾛｰﾄﾞｳﾞｧﾝﾄﾞｰﾙを息子に託してコチラに騎乗。３連複の一角に少々。



消（１１）ﾍﾟﾙｼｱﾝﾅｲﾄ
これまでの神通力が消えてしまったような今年のデムーロ。そして昨年の香港遠征から帰った後は全く良いところのないこの馬。５番人気なら全く買えない。


◎軸で各印へ３連複。○軸で各印へ３連複。


馬券高めあたったらドライブレコーダー買いに行く（笑）