京都競馬場改装のため今年は中京2200で開催される日経新春杯。
当然例年の傾向は予想として使えないが、ポイントとなるのはやはり斤量とコース適正か。
特に今回の中京2200に関しては非根幹距離でもあるし徐々に荒れてきた馬場ということもあって、スタミナが求められる馬場に移行していると思われる。
さらに中山に次ぐ斜度の坂を2度越えなくてはいけないというハードな設定が各馬を苦しめる。距離適性の長いスタミナのある馬を狙いたいところ。
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ちなみに競馬場は今年異なっているものの、日経新春杯は近年(2010年以降2020年まで)2013・2015を除き、「1番人気か2番人気が勝利」していて「相手も5番人気以内」の決着となっている。この堅めの傾向は今年も続きそうだな・・・と思っている。
ただし1着2着に比べて3着に軽ハンディが来る傾向があるのでそこはしっかりケアしたい。
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◎(9)ヴェロックス
2番人気。5歳世代は弱いと言われているが2000mを超えるレース(ダービー3着、神戸新聞杯2着、菊花賞3着)で安定した結果を残しており、菊花賞の疲労を引きずった有馬記念8着を除けば皆馬券に絡んでいる。今回はその有馬記念のような超豪華メンバーではないし、長期休養明けを3着に叩いて大幅に状態が上がって迎えられるレース。相手関係を考えれば、初の重賞制覇が見えたと思われる。スタミナ比べで前の馬には辛そうな流れと予想するし、荒れ始めた内よりも直線外目が伸びると思われ、この馬の能力が出せればまず勝ち負け必至とみる。
○(10)アドマイヤビルゴ
5.8億の高額取引馬という話題先行馬だったが徐々に中身が追い付いてきた。京都新聞杯で賞金を加算できず、高額取引馬でありながらもクラシックをきれいに諦め、しっかりと休養させて成長させる決断が功を奏した。休養明けのレースはポンポンと壁を2つあっさりと乗り越えてきたところはさすがと言える。特に休み明けを叩いた後の前走では4角を過ぎて直線を向いた段階でクラージュゲリエよりも後方に位置してしまい、捕えきれなくてもおかしくない差があったがそこからのキレは素晴らしいものがあった。前々走で中京2200を経験し、しかも終始外目を走りながらも勝ち切っているのは大きな強み。重賞未連対にも関わらず56キロは期待の表れ。こちらも勝ち負け必至。
▲(4)サンレイポケット
2度の坂越えのある中京2000で2戦2勝。毎日王冠は距離不足のところを頑張って3着(2着ダイワキャグニーとはハナ差)。ジャングルポケット×ワイルドラッシュということでスタミナには自信があるし、母系には2006年に日経新春杯を勝ったアドマイヤフジもいてタフなレースは得意なはずなのでここでも十分上位争いできる。自分から動いて行ってスパっとキレる感じではないので前が崩れてくれる展開が理想。
▼(1)ダイワキャグニー
左利きなのでここの開催を狙ってきた。調教で単走にも関わらず坂路自己ベストということで今がこの馬のピークと言っていい。最内枠ということもあってこの馬が先行争いすると見るがそうなるとトップハンディ57.5キロは微妙。馬場も内の方が荒れているので、最後に斤量が響いてきて脚が止まってくると見る。戦ってきた相手を考えれば上位には違いない。
△(3)サトノソルタス
こちらもサウスポー。休み明けの前走は大外ということもあって度外視できる。その前は格上G1挑戦でやはり度外視。左回りのG2・G3ならそこそこ勝負になる。今回のメンバーも骨っぽいメンバーはいるがなんとかならないか。できれば馬場のキレイなところを走りたい。名手池添のコース取りにかかっている気がする。
▽(13)レイホーロマンス
今回の穴馬。8歳牝馬だが現在絶好調。冬の時期に走る馬だし、好走を続けているにも関わらず前走・前々走に引き続いて51キロの恵量であり中京実績もある。アドマイヤビルゴの前走と同じレースで馬群を切り裂いて3着に来たように、スタミナが求められるレースで前が崩れればこの馬の末脚なら十分チャンスがある。実はこの馬に大きな期待をしている。馬主は地元出身の永井氏。ここで上位に来ないわけがない。
×(11)クラージュゲリエ
福永騎手は中京得意ということだし、前走もアドマイヤビルゴと接戦になり好レース。しかも今回はアドマイヤビルゴが同斤量になるということで当然のように好走が期待された。しかしながら追切ではスピードをキープすることができずに2週続けて遅れてしまう始末。これはちょっと前途多難。3連系の押さえに留めるのが精一杯。
◎と○から馬単各印へ。
◎と○を2頭軸で各印へ3連複。
穴狙いでレイホーロマンスの単複を少々。
2021年の初当たりが来ますように。
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