昨日の夕方から今朝まで京都は雨。馬場状態も昼時点で芝は不良。メインレースの時間帯になっても馬場が回復するとは思えず道悪は確定。この判断がレース結果に直結する。
このような馬場状態であるため上がり時計の速い馬に有利なレースではあるものの、末脚一辺倒の馬では厳しく例年ほどのファクターにはならない印象。逆に脚質として前方~好位に位置できる馬が有利。さらには枠順も内枠が有利とは言いがたく道悪が顕著であればあるほど外が有利になる。
京都記念は格が重要なレースであり前走有馬記念組が結果を残すことが多いレース。今回はアドマイヤデウス、トーセンレーヴ、ワンアンドオンリー。また金杯や日経新春杯、AJCC等をステップにしている馬は人気になる傾向にあるが有馬記念には出走していないことが多いのでこれらの馬の格は若干下がる。つまり直結しないケースのほうが多い。
◎(3)トーセンレーヴは過去の重賞実績としてエプソムC(1)しかなくて割り引き対象でもあったのだが、やはり有馬記念0.3差6着は評価できる。オーストラリアで4/9に開催されるG1クイーンエリザベスステークス(2000m)と同G1シドニーカップ(3200m)に予備登録済みであり、そちらがこの馬の本番になるためまだ100%の仕上げでは無いが、ここで簡単に負けるようでは勢いがつかない。得意の京都で一発穴をあける。
○(14)スズカデヴィアスは無欲の逃げを打つ。外枠でもあるのでこの馬がジワっと押していってハナをとることは間違いなく、メンバー的にも単騎逃げでスロー濃厚。京都は不良馬場から重馬場の状態で少しずつ乾き始めた状態。こういう状況はキンカメが得意な状況といえる。末脚一辺倒の馬が道悪で苦戦するならこの馬の驚異の粘りがモノを言う。
▲(2)アドマイヤデウスはまさに冬馬で好走の多くが寒い時期。秋の王道G1はやや荷が重かったが、この時期のG2・G3ならこの馬が強い競馬を見せる。前走有馬記念0.3差7着はトーセンレーヴとほぼ同じ。格という意味では全く問題ない。得意の京都で待望の内枠。岩田のイン差しで好走必至。
▼(1)ヤマカツエースはこのメンバーの中では最も道悪が得意と考えられ、若きエースとして重賞3連勝を目指す。スズカデヴィアス同様キンカメ産駒でここは得意条件。昨年のラブリーデイにならって金杯から京都記念を制覇し、一気の飛躍を狙う。
△(6)タッチングスピーチは脚質的に内枠が災いする可能性が高い。53キロとかなり恵まれた斤量なので馬券には十分に絡んで来そうだが古馬牡馬との初対戦でもあり勝ちきるまでは難しいのではないか?しかも負傷から復帰したばかりの福永騎手。好走まで・・という印象だ
▽(9)レーヴミストラルは長めの距離のスローで足をジックリ貯められれば好走する傾向にあるので、今回2200は微妙と思ったがスロー濃厚であるためここも好走できるだろう。ただし道悪で後方からの差しがどこまで届くか・・・。その意味では有力馬が馬場の悪い可能性がある内目の枠に固まっており、この馬に向く可能性もある。
消(10)ワンアンドオンリーは前走有馬組で買っておきたいところだが5番人気はいかにも過剰。京都がそれほど得意とも思えずここは消し。
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