2018年3月25日日曜日

高松宮記念の予想 2018 ◎レッドファルクス

最終開催の今回、Bコースに変更。内側の荒れた部分はおよそカバーされ馬場としては内外それほど変わらず(ただし最内よりは若干中ほど有利の印象)。週中の雨で前日まで稍重開催だったが金曜日から馬場は大きく回復しており良馬場開催確定。去年のような緩い馬場ではない。







今年のオーシャンS組は勝ち馬キングハートが10番人気の勝利。その前走はシルクロードSでありそこでは休み明けとは言え0.7秒差8着に完敗。正直オーシャンS組は今年はかなりの疑問符。

シルクロードSはオーシャンSで2着のナックビーナスが5着。これを素直に読み取るとシルクロードSの上位ファインニードルとセイウンコウセイは素直に評価したいところだが、時計は近年で最も遅く、スローで先行有利の競馬で粘れなかったナックビーナスは×。

阪急杯勝ち馬のダイアナヘイローは武豊の好騎乗によるものが大きいし、それ以上にレッドファルクスが内から外に出せずにエンジンをかけるのが遅くなって完全に脚を余しての敗戦。正直相手関係も大した馬もいなかったことからこの組からはレッドファルクス一択か。

例年高松宮記念はこの3つのステップの馬が強いが、今年は3つのステップレースがそれほど高く評価できるような感じの馬が少なく、それ以外の路線にも注意が必要ではないだろうか??



◎(6)レッドファルクス
軸はこの馬で仕方なし。1200の3着内率が100%だし、海外帰りに加え、向かなかった時計のかかる昨年の馬場でも3着に踏ん張ることが出来たのだから、良馬場に回復し万全の体調で挑む今回は間違いなく勝ち負け。前走は前述のとおり完全に脚を余しての敗戦であり、長い直線のここなら信頼度はあがる一方。逃げ馬2頭がどちらも同じ西山オーナーの馬なのでスローに落としてくる可能性は否定できず、後方から追い込んでくるこの馬に多少の展開リスクはあるがデムーロ騎乗だしここで3着をも外すとは全く思えない。3連単の軸には最適◎。

○(11)ダンスディレクター
武豊がダイアナヘイローではなくコチラを選択。主要ステップとは別路線の阪神Cからの直行組。その阪神Cでは差し馬有利の中、4番手追走からレコード同タイムでイスラボニータにハナ差迫って2着。昨年は骨折で出走できなかっただけにここにかける意気込みは他とは違う。大外で不利な16番枠だった前々走スプリンターズSでも0.3差(8着)にとどまっており、未だに能力は高いレベルを維持できている。調教では自己ベストに迫る勢いの今回は頭まで。

▲(3)ブリザード
昨年のスプリンターズSでは短距離では致命的な出遅れがありながら0.2差5着。間違いなく日本の固い馬場適正はある。それだけに今回良馬場に回復したことはこの馬にとっては良かった。香港スプリントでは内で脚を貯め直線で抜け出し、後方一手のレッツゴードンキを上回る3着に入っており、1200なら間違いなく掲示板に上る力はある。本来は先行好位から抜け出す馬なので絶好の3番枠をひいたここは香港スプリントと同じ競馬をしてくると思われ、セイウンコウセイの後ろから先頭をうかがう競馬をしてくるはず。3番手評価。

▼(9)ファインニードル
前走は休み明けの一たたきで余裕残しだったにも関わらず完勝と言っていい素晴らしい勝利。今回は470キロ台で万全の仕上げと想定され状態も上がっていて馬体も気配も申し分なし。十分に勝ち負けを意識してレースができると思われる。まさに充実期。昨年はセントウルSを制覇した後は放牧の予定だったが、ご褒美でスプリンターズSに出走。5月からの連戦の疲労もあってそこは大敗、本来の出来ではなかった。左回りで走れるかどうかがカギだが、アドマイヤムーンは非常に相性の良い種牡馬であり、直線長くなる中京ならばシルクロードSで破ったセイウンコウセイよりコチラの方がさらなる上昇が期待できる。モハメド殿下名義の馬がゴドルフィン名義になりロイヤルブルーの勝負服で戦う最初のG1。このめでたいレースでまさに一発を狙う。

△(8)レッツゴードンキ
昨年2着、スプリンターズSでも2着。香港スプリントでは王国の強豪相手に後方からの競馬で6着に敗退したが、そこで減った馬体を戻しながら前走はダメージの少ないダートを選択し、効果的に一叩きしてここに挑んでくる。能力的には素直に買える馬であり、やはり早すぎない馬場のほうがもともとマイルのこの馬にはちょうどいいのかもしれない。今回も後方一気が想定されるため勝ち切るのは難しいと思うが2着3着なら十分。

▽(1)セイウンコウセイ
パワー型だけに高速決着には弱い。控えて馬混にはいると揉まれて力を出し切れないことと、今回は最内枠ということ、前走ハナを切ったということもあって今回は前に出して行くしかない競馬になる。同オーナーのネロとのハナ争いは譲って2番手で進めることになりそうだがダイアナヘイローあたりが絡んでくると厳しい流れになってしまう可能性も・・・。冬季1~3月のオープン成績が【2200】で典型的な冬馬だが馬場が回復してきた今回どこまで前で粘れるか。前走も決して強いメンバー構成だったわけではないので・・・

×(16)シャイニングレイ
阪神カップでは不利な大外枠。しかも壁を作れずにかかりまくって惨敗だった。しかしその前のCBC賞のように1200で折り合えた時は豪脚を使える事が証明されている。ちょっと外枠だが前に馬を入れて脚を貯め差し脚を爆発させたい。

馬券は◎&○ ◎&▲ ◎&▼それぞれから各印への3連単マルチ。◎を2着に固定した各印からの馬単もちょっと。


1 件のコメント:

  1. デムーロともあろうジョッキーが・・・
    どうして4角で中に入れたんだろうか・・・。

    あの位置取りだったなら距離ロス承知で黙って大外に出して末脚に賭ければいいものを、どん詰まりで競馬にならない内を突くなんて・・・
    まったくもって残念な結果。末脚余して不完全燃焼なんて・・・。

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